2014年1月27日月曜日

日本・インド首脳が共同声明:中国の防空識別圏念頭に海洋安保で協力確認

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(2014年1月26日21時29分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140126-OYT1T00538.htm

首相、印式典で「画期的」な主賓…中国けん制



 【ニューデリー=黒見周平、田原徳容】安倍首相は26日、インドの軍事パレードに当たる「共和国記念日」式典をシン首相とともに観閲した。

 日本の首相が式典に参加するのは初めてで、日印の安全保障面の緊密さをアピールすることで、「共通の脅威」である中国をけん制しようとする双方の思惑が一致して実現した。

 式典では、核弾頭搭載可能な長距離弾道ミサイル「アグニ5」(射程約5000キロ)は「被爆国・日本への配慮」(インド国防省幹部)で登場しなかったが、短距離ミサイルやインド初の国産戦闘機などが公開された。

 安倍首相は式典出席後、記者団に
 「インド最大の行事に主賓として招かれたことは日印関係にとって画期的なことだ。(今回の訪印で)安全保障協力は格段に強化された
と語った。



レコードチャイナ 配信日時:2014年1月27日 8時54分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82381&type=0

日印首脳が共同声明、中国の防空識別圏念頭に海洋安保で協力確認―中国メディア


●25日、インドを訪問中の安倍晋三首相は、ニューデリーでシン首相と会談した。両首脳は海上自衛隊とインド海軍の海上共同訓練の実施で合意。中国の東シナ海防空識別圏を念頭に、上空飛行や航行の自由の重要性を強調する共同声明を発表した。写真はインド海軍。

 2014年1月25日、インドを訪問中の安倍晋三首相は、ニューデリーでシン首相と会談した。
 両首脳は海上自衛隊とインド海軍の海上共同訓練の実施で合意。
 中国の東シナ海防空識別圏を念頭に、上空飛行や航行の自由の重要性を強調する共同声明を発表した。
 人民日報(電子版)が26日付で伝えた。

 共同声明では、安全保障分野について、国家安全保障会議の谷内正太郎国家安全保障局長とインドの国家安全保障顧問の定期協議を新設すること、海上自衛隊とインド海軍による3回目の共同訓練を年内に日本近海で行うことなどが盛り込まれた。
 中国の東シナ海防空識別圏を念頭に、上空飛行や航行の自由の重要性でも一致した。

 安倍首相はシン首相との会談で、日中関係について、
 「偶発的な衝突が起こらないよう、コミュニケーションチャンネルを持つべきだ」
と述べた。



レコードチャイナ 配信日時:2014年1月27日 19時55分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82372&type=0

中印関係にくさび?
原子力と安全保障、安倍首相訪問で加速する日印の協力―中国メディア


●26日、環球網は記事「中印関係は強固か、海外メディアが疑義=中国台頭で日印接近」を掲載した。安倍首相がインドを訪問。原子力や安全保障などの分野で協力関係構築を進めている。写真はデリーにあるインド門。

 2014年1月26日、環球網は記事
 「中印関係は強固か、海外メディアが疑義=中国台頭で日印接近」
を掲載した。

 25日、安倍晋三首相はニューデリーに到着、インド訪問が始まった。
 現地紙に掲載されたインタビューで、安倍首相は経済、安全保障分野での中印関係強化に意欲を見せている。
 焦点の一つが日印原子力協定。安倍首相と会談したシン首相は26日、交渉は過去数カ月で加速しているとコメントした。
 協定が成立すれば、日本企業がインド原発市場に参入することが可能になる。

 もう一つの注目点が安全保障。
 インドは合同海上軍事演習の開催を打診した。
 また、日本の飛行艇US-2のインド輸出についても話し合いが進んでいる。


レコードチャイナ 配信日時:2014年1月27日 21時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82404&type=0

安倍首相が強行日程で訪印、
印メディア指摘「インド重視の姿勢」「日印関係は桜満開」―中国紙


●27日、環球時報は、安倍晋三首相のインド訪問に関するインドメディアの反応を伝えた。写真はタージ・マハル。

 2014年1月27日、環球時報は、安倍晋三首相のインド訪問に関するインドメディアの反応を伝えた。

 大手英字紙・ザ・ヒンドゥーは、
 「通常であれば、安倍首相はスイスから帰国し、週末を楽しい休みに充てるはずだ」
と指摘。
 安倍首相が帰国後すぐにインドに向け出発し、ニューデリー到着後45分もたたずにムカジー大統領を表敬、続けてシン首相と会談。
 さらに共和国記念日の式典に主賓として出席するなど強行スケジュールをこなしたことについて、
 「重要な外交訪問で用意周到に準備する日本らしくないが、
 このことはインドとの関係発展を急ぎたい姿勢を表すものだ」
と伝えた。

 ヒンドゥスタン・タイムズ紙は26日、現在の日印関係を「桜満開の時期」とした上で
 、「安倍首相ほどインドとの関係を重視する指導者は世界中にいない」
と指摘。
 中国に対抗するパートナーとしての役割をインドに期待していると伝えた。


レコードチャイナ 配信日時:2014年1月29日 5時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82475&type=0

日本がインドを「用心棒」に、「ならず者」の中国に対抗―インド紙

 2014年1月27日、環球時報によると、安倍晋三首相がインドを訪問し、日本の首相として初めて共和国記念日の行事に出席したが、中国社会科学院日本研究所の盧昊(ルー・ハオ)氏は26日、
 「経済と安全保障は日印関係の両輪ではあるが、日本にとっては後者がより重視したい存在だ」
と指摘している。

 インドとの協力関係強化は日本の防衛政策に有益なだけでなく、
 米国に対して「日本は米国のアジア戦略に積極的な働きをする」ことの証しにもなるという。
 日本とインドの接触はきわめて頻繁になっており、安倍首相はこの1年でインドのシン首相と4回会談している。

 インドのザ・ヒンドゥ紙は、これまで日本は重要な訪問に際して周到な準備をしたが、
 今回の安倍首相のインド訪問は24時間前まで伏せられてきたとの記事を掲載。
 安倍首相はニューデリーに到着して45分後にはムカルジー大統領と会談し、続けてシン首相と会談するなど、訪問中の日程も過密なものとなっており、日印関係の早期発展を望んでいなければ閲兵式にまで出席することは考えられないと指摘している。

 ヒンドゥスタン・タイムズ紙は、日本がインドに対して戦略関係の強化を求めているのは
 「インドを武士(用心棒)として、浪人(ならず者)の中国に対抗しようとしているためだ」
とする社説を掲載。
 どの国の指導者よりも安倍首相はインドとの関係を重視しているとし、大きくなりすぎた中国との利害関係に変化を加えようとしていると指摘している。

 米国のアジア戦略がいまだ安定しない中、
 安倍首相は中国をけん制するパートナー国を求めている。
 また、中国に進出している日系企業の代替投資先としても、インドはその有力候補となっている。


レコードチャイナ 配信日時:2014年1月29日 9時4分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82510&type=0

インド、中国締め出しの「敏感な地域」で日本企業の投資を要請
=「日本はインドの台頭を歓迎」―インド紙


●27日、インドは、事実上中国による投資が禁じられている同国東北部おいて、日本企業によるインフラ建設やチェンナイ港の開発を要請した。資料写真。

 2014年1月27日、インド紙「ザ・タイムズ・オブ・インディア」は、
 「インドが敏感な東北地方での日本の開発を要請、中国企業を拒否
と題する記事を掲載した。
 安倍首相の訪印期間中、インドは日本企業による東北部のインフラ建設やチェンナイ港の開発を要請した。
 環球時報が伝えた。

 中国企業によるインド東北部のプロジェクトへの投資は幾度となく挫折しており、同地域は名実ともに「中国投資の禁止地域」となり、政治的に敏感な地域となっていた。

 日本企業はインドのチェンナイ港とミャンマーのダウェイを結ぶ海路をつなぐプロジェクト実施の要請も受けた。
 インドにとって、同プロジェクトが極めて重要なものであることから、インドは中国による参入を強く拒否している。

 また、インドと日本はインド周辺国のインフラの共同建設を行うことで合意した。
 これはインド国内で落ち込んでいる公共事業部門の振興を促すことになる。
 日本の資金力や技術力が求められた形だ。

 ザ・タイムズ・オブ・インディアは、東北部での日本企業の投資を求める動きは、「政治的宣言」として十分なものだと評している。
 2007年、中国はアジア開発銀行によるインドのアルナーチャル・ブラデーシュ州での開発援助に猛反対した。
 戦略的には、日本がチェンナイ港の開発を支援すれば、アジアには中国主導の供給網を脱することのできる代替的サプライチェーンが生まれることになるという。

 インドのバジパイ元駐中国大使は、
 「多くの国は、中国と協力関係を樹立すると同時に、起こりうる不快な出来事に警戒する必要があることを知っている。
 一つは中国の態度次第、もう一つは自国の実力次第だ
と述べ、
 「どの国も、自国が中国の気分を害したり、封じ込めたりする意図がないことを懸命に説明するが、中国はそのようにみなしうる
として、
 「インドの台頭を歓迎する国と、歓迎しない国はどこだろうか。
 大多数の国はインドの台頭に懸念を抱いていない。
 歓迎しないのは中国とパキスタンの2カ国だけで、
 日本はインドの発展を願っている
と語った。



サーチナニュース 2014-1-29 10:00
http://news.searchina.net/id/1522504

インド、中国には触れさせぬ「敏感地域」に日本を招待=中国報道

 中国メディア・中国新聞社は28日、安倍晋三首相が27日にインド訪問を終了したことについて、インドメディアが「インドが日本を敏感なエリアに招待し、中国を拒んだ」と報じたことを伝えた。
  記事は、印紙インディアタイムズが27日、安倍首相の訪問中、インド側が日本に東北部のインフラや、チェンナイ港の建設への投資を呼びかけたと報じるとともに、これらのプロジェクトについて
 「これまで中国にパイを与えることを拒み続けてきた」
としたことを伝えた。
  また、同紙が
 「日印両国はインド周辺国のインフラ建設でも協力することを決定した」
と報じるとともに、
 日本への投資要請はボリュームに満ちた「政治宣言だ」と評した
ことを紹介した。
 記事はさらに、バジパイ元駐中国インド大使が
 「世界の大多数の国はインドの台頭について憂慮していない。
 歓迎していないのは2カ国(中国とパキスタン)だけだ。
 日本はインドの発展を望んでいる
とコメントしたことを併せて伝えた。


 中国は日本とインドの関係に憂慮し、示威行動に出た。


サーチナニュース 2014-1-30 10:53
http://news.searchina.net/id/1522687

中国海軍艦隊がインド洋に進入して実戦念頭に演習

 中国海軍は29日、
 「本日、南海艦隊の長白山、海口、武漢から編成される中国海軍遠洋訓練艦隊はスンダ海峡を通過して、インド洋に入った。実戦化訓練を継続する」
と発表した。

  スンダ海峡はスマトラ島とジャワ島の間の海峡で、太平洋側のジャワ海とインド洋をつなぐ。歴史上は重要な航路だったことがあるが、水深が浅いので大型貨物船の航行はほとんどなくなった。
  中国艦隊はスンダ海峡通過時にも、海上の「疑わしき小目標」への偵察、隊形の変換、多種類の武器の共同運用など各種訓練を行った。
   艦隊が出航したのは20日で、まずパラセル諸島(中国名は西沙諸島、ベトナムと領有権を巡る対立があるが、中国が全域を実効支配)、スプラトリー諸島(中国名は南沙諸島。

 ベトナムやフィリピンなど多数の国と領有権を巡る対立があり、中国が一部の島を実効支配)付近の海域を巡航した。
  同海域を巡航中には、島に駐屯する部隊と共に、潜水艦による封鎖海域の突破、陸戦部隊の上陸、航空兵力の動員など一連の実戦化演習を行った。
 インド洋は太平洋、大西洋と並ぶ世界の三大洋のひとつ。
 面積は太平洋や大西洋よりも小さいが、中東で産出した石油や天然ガスを海上輸送する際には、必ず通過せねばならない海であるなど、戦略的には大きな意味を持っている。

  中国とインドは友好関係を保っているが、
 実際には国境問題も未解決で、互いに対抗する場合は多い。
 中国艦隊のインド洋進出は、インドにとってもかなりの“脅威”になると考えてよい。
  今回の航海でインド洋に進入した長白山は満載排水量2万5000トンの輸送揚陸艦で2013年から14年にかけて配備されたと考えられる。
 海口は7000トンのミサイル駆逐艦で進水は2003年、
 武漢は04年就役のミサイル駆逐艦で7500トン。
 「インド洋」の名称は、北部にインドがあることにちなむ。
 実際には東南アジア諸国やオーストラリア、アラビア半島南部、ソマリア以南のアフリカ東岸諸国など多くの国に囲まれた海だが、
 「国際的な海に、特定の国の名を用いるのは好ましくない」
などとして、自国での呼称を基準にインド洋という国際名称を変更しようと動く国は、今のところ見あたらない。



サーチナニュース 2014-02-04 11:58
http://news.searchina.net/id/1523087

「長白山」を国籍不明船に見立て臨検・拿捕の演習=中国海軍

 中国海軍南海艦隊遠洋訓練編隊は3日午後、輸送揚陸艦「長白山」を国籍不明の輸送船に見立てて臨検と拿捕の訓練を行った。
 中国新聞社が報じた。  
 艦隊は1月29日、スマトラ島とジャワ島の間のスンダ海峡を通過してインド洋に進入。
 2月3日には再び西太平洋に戻った。
 臨検・拿捕の訓練は西太平洋上で行った。
 遠洋訓練艦隊は「長白山」と、ミサイル駆逐艦ンの「海口」、「武漢」の3隻からなる。
 国籍不明の輸送船に見立てられた「長白山」はいったん艦隊を離れた。
 「海口」と「武漢」に「長白山」の位置などは知らされず、改めてレーダーを使って捜索を開始。  “国籍不明船”は高速で逃走しようとしていたが、「海口」と「武漢」は同船の位置や速度を把握して追跡。
 接近してから信号弾で停船を命じた。“国籍不明船”は停船に応じた。
  編隊政治部の卓怡新主任は、国連海洋法により、臨検に際しては、適切な武力による警告を行い、強制的に停船させることもできると説明した。
 編隊は今後、テロや海賊行為に対する演習も行うという。
  中国海軍の艦名は通常、同国の地名が用いられる。
 「海口」と「武漢」はそれぞれ海南省、湖北省の省都。
 「長白山」は中国と北朝鮮の国境の山。
 朝鮮語名はペクト山(白頭山)。






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