2014年1月18日土曜日

中国:真の愛国教育とは何か? 米国人留学生に気付かされた「道理」

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●17日、中国のネット上に投稿された、あるユーザーの体験談が注目を集めている。写真は靖国神社。


レコードチャイナ 配信日時:2014年1月18日 8時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81955&type=0

真の愛国教育とは何か?
米国人留学生に気付かされた「道理」―中国ネットユーザー

 2014年1月17日、中国のネット上に投稿された、あるユーザーの体験談が注目を集めている。
 以下はその概要。

 私は中国に留学に来ている米国人の友人に、
 「日本はかつて真珠湾で米国を攻撃した。
 安倍首相の靖国参拝は米国人の感情も傷つけるんじゃないのか?
と聞いた。

 彼の答えは意外なものだった。
 「モンゴル人はかつて無数の中国人を殺した。
 モンゴル人がチンギス・ハン生誕851周年を記念したら、中国人の感情は傷つくかい?
と聞き返してきたのだ。
 私は答えに詰まった。

 その後、彼は
 「米国人はあまり恨みを覚えていない。
 なぜならふつうはその場で晴らしてしまうからだ
と話した。
 事後にあることないことを言うのは、彼らの性分ではないのだ。

 戦争を仕掛けた東条英機も、真珠湾攻撃を立案した山本五十六も、米国はみな靖国神社に祭った。
 「戦争には勝った。
 家族が参拝することはなんでもない。
 本人はすでにいないのだから

 米国では毎年5月の最終週の月曜日が、戦没将兵追悼記念日と定められている。
 「君たちはとてもおかしい。
 暇さえあれば、日本人の靖国参拝に抗議している。
 いつになったら党の見方を捨てるのか。
 世界中の華人で共通の日を記念日と決めて、その日に国のために戦った英雄を供養すればいいじゃないか」

 私は考えた。
 中国の戦士が国のために犠牲になった。
 それは日本も同じではないか。
 日本が自国の祖先を参拝するなら、われわれもそうすればよいのだ。
 「愛国、愛国」というが、本当の愛国教育とはそういうものではないか。

 「日本人が靖国参拝を諦める」
などと考えるのは、夢物語だ。

 小泉や安倍をいくら罵ったところで、叫べば叫ぶほどばかにされる。
 これほど簡単な道理なのに、多くの人は死ぬまで気付かない。
 かくいう私も、気付いたばかりなのだが。



レコードチャイナ 配信日時:2014年1月22日 8時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82124&type=0

中国人のねじ曲がった米国像、
その背景は「米国を理想とし、祖国の発展願う」複雑な思い―元米国留学生


●21日、米国に7年間留学したある中国人は「米国の知人に比べると、中国では家族や友人と中国について議論することが難しい」と語っている。写真は米国。

 2014年1月21日、中国経済網は米ニューヨーク・タイムズの報道をもとに、米国に7年間留学した中国人の意見を紹介した。
 それによると、元米国留学生は
 「米国の知人に比べると、中国では家族や友人と中国について議論することが難しい
と語っている。

 同氏は、
 「米国では私の経歴と観点は説得力を持つが、中国では米国での経歴が原因で遠ざけられることがある。
 私の観点は中国では客観性がないと思われ、祖国を愛しておらず、盲目的に米国を崇拝していると受け取られるのだ」
と話している。

 さらに、
 「現在多くの中国人が海外に出ている中で、国内に残った者の中には、海外に出た人を疎ましく思う者も存在する。
 彼らに米国の良いところを伝えようとすれば機嫌を損ね、米国の問題を説明すれば疎遠になるなど、複雑な考えを持っている。
 彼らは米国が恵まれた環境にあり、福利厚生が行き届き、政治が透明な国であると想像している。
 米国を理想の国とする背景には、中国も同じように発展してほしいとの願いが込められている。
 同時に中国に対する批判にも過度に敏感な傾向がある」
と語った。



レコードチャイナ 配信日時:2014年1月18日 9時9分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81881&type=0

<中華ボイス>
日本にとって中国は“敵”、
それでも寄り添おうとするのは「変態」の所業―ネットユーザー



●16日、中国のネットユーザーは、「日本が中国を国家の安全保障戦略において“敵”と設定している状況で、なお寄り添おうとするなんて、中国の外交政策は変態が制定したのか?」と発言した。写真は黒竜江省にある旧日本軍の731部隊関連の資料館。

 2014年1月16日、慰安婦問題や領土問題、教科書問題など日中両国を取り巻く問題は多く存在する。
 それぞれ主張は異なるため、日本の行動に中国は批判や抗議をしている。
 一方で、中国国内には抗議だけでは不十分で実力行動に出るべきだとの意見も存在する。

 中国のネットユーザーは、
 「日本が中国を北朝鮮と同一視し、国家の安全保障戦略において“敵”と設定している状況で、中日関係の大局を語っても意味がない。
 こんな状況でも中日の互恵関係を築くべきだと主張する者がいる。
 突き放されてもなお寄り添おうとするなんて、中国の外交政策は変態が制定したのか?
中国の弱腰外交に苦言を呈した。



レコードチャイナ 配信日時:2014年1月19日 8時12分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81980&type=0

中国の対日外交政策、そろそろ感情的な檻から抜け出すべきではないか―中国メディア

 2014年1月16日、日中の駐英大使がBBCの番組で舌戦を繰り広げて以来、40人余りの中国大使が安倍晋三首相を非難し、その声は世界各地に広まった。
 しかし、最も注目すべき点は、これからの日中関係の行方である。国際在線が伝えた。

 現時点で、安倍首相は自らの言動に対し頭を下げて間違いを認めることはなく、さらに強硬な言動で中国を攻撃しようとしている。
 世界的規模で展開した世論戦も安倍首相には効果がないようだ。

 1978年の「日中平和友好条約」の締結で、日中関係は蜜月時代に突入。
 両国の間に横たわる問題の根源にしばらくフタをすることで、日本が過去の歴史を真摯に反省することもなくなった。
 中国もこの問題について日本に圧力をかけるようなことはなかった。
 日中関係は日本の指導者による靖国神社参拝や親中・反中の言動などによって常に左右されてきた。

 日本から見れば、中国を挑発してもせいぜい「強烈な抗議」が来る程度であり、日本が少しおとなしい態度を見せれば、中国の機嫌はすぐに治ると思っている。
 こうした中国の性格を知っている日本は対中外交策で要領よく二枚舌を使う。
 中国の対日外交は感情が先に立っているため、日本をこれまでよりもさらに固くしっかりした道を歩かせることになる。

 中国の日本に対する姿勢を「和すれば問題の棚上げを提示し、口先だけの抗議は古来より続く」と批判する声もある。
 耳が痛く、皮肉に満ちた声だが、反省すべき点も多い。
 中国の対日外交政策は、「棚上げ」すべきものと一貫した強い立場を貫くべきものを、外部からの圧力や国内の感情的な声に惑わされることなく、国家と国民の利益を考え、しっかりと判断していかねばならない。
 中国も日本との友好関係にあった期間中に、日本に歴史を忘れることのないよう常に呼びかけるべきだった。
 これらのことを今後の教訓に生かし、必要以上に「メンツ」にばかりこだわるのはやめるべきだ。