2014年2月23日日曜日

中国「毒霧」シテイ:日本の面積の約4倍:中国人は地表を離れて屋内生活者になるのか?、「インドア都市」続々誕生

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サーチナニュース 2014-02-24 09:32
http://news.searchina.net/id/1524902

中国「毒霧」―日本の面積の3.9倍、143万平方km覆い尽くす

 中国で深刻な大気汚染が続いている。
 23日には中国中東部の大部分である約143万平方キロメートル、日本の陸地の約3.9倍に相当する広大な土地が「有毒物質を含む霧」で覆われた。
 中国新聞社などが報じた。

  143平方キロメートルのうち特にひどい汚染が発生していたのは北京市、河北省、山東省、河南省、遼寧省などの81万平方キロメートル。
 北京、天津、河北とその周辺では39の市(中央直轄市および、省クラス行政区画のすぐ下の地級市)のうち、20都市の大気が「重度の汚染」状態と判断された。
  大気の質が目立って悪化したのは19日ごろだった。
 20-22日も汚染の度合いは高まった。
 北京市では23日、前日と同様に視界が悪く、「毒霧」が陽光を遮ったために、日中でも「たそがれ」のような状態だった。
   政府当局は北京、天津、河北とその周辺地域の鉄鋼、石炭、セメント関連企業に計12のチームを派遣し、工場排気の状態を検査した。
  環境保護部によると、同地域では26日まで、大気の動きが乏しく汚染物質が拡散しない。
 27日には北から寒気が流れ込むので
北京、天津、河北北部では大気の状態が「良好」または「軽度の汚染」、
河北中南部では「軽度の汚染」または「中程度の汚染」
に改善される見通しという。



レコードチャイナ 配信日時:2014年2月23日 2時1分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=83813&type=0

外に出なくても生活できる!
中国に「インドア都市」続々誕生―米誌


●21日、中国の大気汚染が「インドア都市」の誕生を促進している。写真は北京の大気汚染。

 2014年2月21日、環球時報によると、米誌フォーブス(電子版)は19日、中国の大気汚染が「インドア都市」の誕生を促進すると指摘した。

 中国の大気汚染は国内外から注目されている。
 専門家は日増しに深刻化する大気汚染は短期的にも長期的にも健康被害をもたらすとし、不妊率の上昇はおろか、中国の経済や政治の不安定要素にもなりかねないと指摘している。
 大気汚染への懸念が高まる中、中国にはますます多くの「インドア都市」が誕生するかもしれない。  
 都市インフラの整備やインターネットの発展により、外を歩かなくても、問題なく日常生活が送れる都市が世界各国で増えている。
 東京の六本木を例に挙げれば、映画館や美術館、商店だけでなく、住宅や学校も一体化した大型の複合商業施設が誕生している。
 米ニューヨークのロックフェラー・センターには、典型的な多種多様の施設が一体化した地下街がある。

 そして今、急成長を遂げる中国もまた、インドア都市へと発展しつつある。
 上海は地下鉄が整備され、地下街は銀行や商店、デパートなど日常的によく利用する施設とつながり、天候に左右されない生活空間が形成されている。
 香港では多くのマンションがショッピングセンターやオフィスビルと地下通路で結ばれている。

 大気汚染が短期間で改善されることは難しく、このように外に出なくても済む施設が増えれば、ある程度の金銭的な余裕がある人々にとっては、空気清浄器を買うなどして、きれいな空気のある室内で過ごす方が魅力的なのだ。
 政府の対策を待っている間に、住民と民間企業は自分たちの手で過ごしやすい室内環境を作り上げたのである。



レコードチャイナ 配信日時:2014年2月24日 23時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=83928&type=0

北京市・天津市・河北省の大気汚染が深刻化、専門家が原因分析―中国


●21日、中国気象局と環境保護部は共同で北京市・天津市・河北省の重度汚染予報を発表した。21日から23日にかけ、これらの地域では持続的な重度汚染の天気となり、汚染は27日まで続くとみられている。

 2013年2月23日、新華社によると、中国気象局と環境保護部は21日、共同で北京市・天津市・河北省の重度汚染予報を発表した。
 21日から23日にかけ、これらの地域では持続的な重度汚染の天気となり、汚染は27日まで続くとみられている。

 これを受け、同地域の主要都市は汚染の程度に合わせ、相次いで黄色・オレンジ色警報を発表、ラジオ・テレビ・インターネット・新聞・雑誌および携帯のショートメッセージなどを通じて情報を伝え、緊急時の対応策に従い防護措置を講じるよう呼びかけている。

 北京市は20日、大気汚染黄色警報(重度汚染)を初めて発令し、21日12時には黄色からオレンジ色に警報を引き上げた。
 これを受け、全市の工業部門は「大気重度汚染工業サブマニュアル」を始動、強聯水泥有限公司、北京化工第四工場など36社が生産を停止した。



レコードチャイナ 配信日時:2014年2月26日 5時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=83976&type=0

中国の大気汚染に各国メディアから厳しい声
=2022年冬季五輪招致は絶望か―中国メディア


●25日、中国で深刻なスモッグ被害が続く中、海外メディアも連日その話題で持ちきりとなり、米誌ディスカバー・マガジンは「北京は危険な大気汚染に覆われている」と報じた。写真は蘇州の大気汚染。

 2014年2月25日、中国で深刻なスモッグ被害が続く中、海外メディアも連日その話題で持ちきりとなり、米誌ディスカバー・マガジンは
 「北京は危険な大気汚染に覆われている」
と報じた。
 環球時報(電子版)が伝えた。

 AFP通信は24日、
 「北京を含む華北地区では5日連続で大気汚染が健康被害をもたらす危険水準に達し、中国の国家気象局は警報を発令した」
と報じた。
 在中国米国大使館の測定値によると、健康被害が懸念される微小粒子状物質(PM2.5)の濃度はここ数日、頻繁に1立方メートルあたり400マイクログラムを超えており、
 これは世界保健機関(WHO)が定める安全基準の16倍以上である。

 さらに、ドイツ誌デア・シュピーゲルは24日付で、
 「スモッグは中国全土の15%を覆い、肺病患者が増えている」
と報じ、韓国MBCテレビも「中国東部は今年最大のスモッグに覆われ、大気汚染の範囲は143万平方キロメートルと、朝鮮半島の実に7倍にわたって広がっている」と伝えた。

 米オンラインメディアのグローバル・ポストは24日、
 「北京市では家電量販店の空気清浄器の販売台数が例年の3倍に達し、市政府は工場の操業制限などの臨時措置だけでなく、街頭屋台の営業まで禁止した」
と報じた。
 韓国メディアは
 「スモッグにより、中国人の生活習慣は変わりつつある」
とし、
 「人々が朝起きて最初にするのは汚染指数を確認し、マスクをして出かけるどうかを決めることである」
と伝えている。

 大気汚染は人々の生活だけでなく、中国の国際イメージにも影響を及ぼしている。
 2022年の冬季五輪には北京市と河北省張家口市が開催地として立候補しているが、米ブルームバーグ(電子版)は24日、
 「大気汚染の深刻さから見て、両市は一番最初に選考で落ちるだろう。
 北京が今できる精一杯の約束は、2017年までにPM2.5の濃度を平均25%引き下げることだが、それだけでは足りない」
と指摘している。



レコードチャイナ 配信日時:2014年2月26日 22時52分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=84039&type=0

北京市の「煙霧経済」、マスクや健康食品の支出が家計を圧迫―中国メディア


●26日、外出を控え、マスクを使い、肺の洗浄効果のある食品を食べる。この1週間に渡り、北京市・天津市・河北省で煙霧が続いており、北京市民の衣食住に多くの変化をもたらしている。この影響を受け、家計簿の「煙霧対策」の支出も激増している。

 2014年2月26日、外出を控え、マスクを使い、肺の洗浄効果のある食品を食べる。
 この1週間に渡り、北京市・天津市・河北省で煙霧が続いており、北京市民の衣食住に多くの変化をもたらしている。
 この影響を受け、家計簿の「煙霧対策」の支出も激増している。北京晩報が伝えた。

◆日用品の支出が数百元増

 「馨泰園」(団地名)に住む孫(スン)さんは昨日、家計簿を取り出して煙霧対策の支出を記録した。
 「活性炭入り防じんマスクは25枚入りで136元(約2300円)…」

 煙霧が続くという予報を受け、孫さんは先週末にスーパーで買物をし、出費が増えていることに気づいた。

★.マスクだけでも一家の外出に必要な分を揃えなければならない。
 ネット通販で購入したマスクは1枚5.5元(約90円)で、1箱25枚入りで136元に達する。このマスクの 説明書には、毎日6-7時間毎に交換と書かれている。
 孫さんは4人家族で、毎日外出しなければならない。
 1日に4つを消耗するならば、25個は一家の1週間分にもならず、足りなくなれば補給する必要が出てくる。

★.もう一つの出費は、煙霧対策食品だ。
 現時点では医学的に正確な論証はなされていないが、キクラゲは肺を洗浄するとされている。
 孫さんはスーパーで1袋52元(約880円)の高級黒キクラゲを2袋(計104元、約1750円)購入した。
 孫さんは今後、キクラゲを使った料理を多く作り、一家の肺を洗浄するつもりだと語った。

★,孫さんは、
 「総合ビタミン剤も購入しなければならない。
 煙霧が人にどのような影響を及ぼすかは分からないが、抵抗力を上げておけば間違いはない」
と言いながら、スーパーの籠に1箱60元(約1000円)の総合ビタミン剤を入れた。

★.孫さんは、
 「煙霧の期間中は、毎日帰宅後に髪を洗う必要がある。
 髪に付着するPM2.5が最も多いそうで、コートも頻繁に交換しなければならない。
 シャンプーと洗剤を多めに買わないと」
と述べた。

★.煙霧対策を立てる他に、孫さんの一家は週末の家族会議で、空気清浄機の購入を決定した。

 この金額も間もなく支出に盛り込まれることになる。

◆自転車通勤族、数百元でマスクを購入

 「N95マスクを1ダース」、「売り切れで綿製のマスクしか残っていません」記者が先週土曜日、嘉園路付近の薬局で問い合わせたところ、一部薬局の高級マスクはすでに売り切れになっていた。
 バス停にある24時間営業の薬局の店員は、
 「金曜日の朝、出勤途中の人の購入が相次ぎ売り切れになり、週末に緊急で在庫を補給することになった」
と話した。

 通販サイト「タオバオ」を調べると、防じんマスクが再びホットなキーワードとなっており、1万9000点の関連商品が見つかった。
 マスクの種類も多種多様で、布製の三層マスク、活性炭マスク、N95マスク、3M9002Vマスクなどがあり、価格は1枚数元から数十元とまちまちだが、売れ行きはいずれも好調だった。

 マスクより密封性の高い防じんグッズは運動用マスクで、その多くが米国や英国などからの輸入品だ。
 価格は300-600元(約5000円-1万円)とばらつきがあり、定期的に取り替える必要がある。
 PM1.0もカットするとされる運動用マスクは、昨日1日だけでも100枚以上販売された。
 このオンラインショップの店長は、
 「以前はサイクリングの愛好家が花粉防止に購入していたのだが、今は自転車通勤族も購入している」
と語った。

◆外出減で家庭用フィットネス機器を購入

 「本当は友人たちとパーティーを開くはずだったが、この週末は外出できなくなった」
 外資系企業に務める高薇(ガオ・ウェイ)さんは先週末、子供を連れて友人と会う約束をしていたが、煙霧の情報が発表されると微信(WeChat、中国版LINE)の中で、「外出は先延ばしにしよう」と互いに呼びかけた。

 煙霧の影響で、先週末に外出する人は普段よりも減少し、ランニングが好きな人も汗を流せなくなった。
 家の中に閉じこめられている人の多くが、屋内でフィットネスに励む方法を考え始めている。「どのランニングマシーンを購入すればいいか分からない、提案求む」。掲示板では屋内に設置するフィットネス機器について問い合わせる人が出ており、屋外の運動を屋内に変えようとしている。
 これもまた今後、多くの家庭にとって巨額の出費になるだろう。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)






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