2014年2月18日火曜日

「尖閣は中国が育児放棄した島」「いまさら主権主張しても成り立たない」:なんと大胆無鉄砲な中国学者

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 冗談で言ったとしても、焼き討ち・吊し上げを食らうのではないだろうか。
 おそらく次の時にはこの人、教授を解任されてしまうことだろう。


レコードチャイナ 配信日時:2014年2月18日 8時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=83521&type=0

大胆?無鉄砲?
「中国はナチス化」・「尖閣領有の主張は成り立たない」と発言
―中国社会学者


●17日、中国の著名な社会学者である周孝正氏は、北京で開かれた会食の際、尖閣諸島や中国の軍拡に関して発言。ユーモアな語り口で親しまれている同氏とあって発言が収められた動画は注目を集めている。写真は中国の軽車両。尖閣に関して中国の主権を主張している。

 2014年2月17日、中国の著名な社会学者で、人民大学で教鞭をとっている周孝正(ジョウ・シャオジョン)氏は北京で開かれた会食の際、尖閣諸島や中国の軍拡に関して発言。
 ユーモアのある語り口で親しまれている同氏とあって発言が収められた動画は注目を集めている。

 周氏は会食のあいさつで、
 「中国の最大の問題は、
 トウ小平の“今後100年揺らぐことなく経済を中心に発展する”の路線に背いていることだ。
 GDP(国内総生産)の増加幅は8%に満たないのに、
 軍事費は10%の二ケタ成長を見せている。
 中国は現在ナチス化の道を歩んでいる
と警告。

 さらに尖閣諸島に関しては、
 「釣魚島(尖閣諸島)について、中国は同島が“古来より中国のもの”との姿勢を突き通しているが、
 これはひどい主張だ。
 古来とはなんなのか?
 中国はモンゴルに支配されていた歴史を持ち、起源をたどればアフリカに行きつく。
 これでは“古来より”という主張は成り立たない。
 トウ小平が提唱したように、軍拡競争ではなく経済競争を主体とするべきだ
と指摘した。


 中国は論理でラッパを吹いているのではない。
 感情で自己主張を押し通しているのである。
 それができるのは、急激な経済成長による自信と、軍事の急速な拡大が背景にあるからである。
 しかし、30年にわたる経済の圧縮成長は大きなヒズミをもたらし、
 いまはそのヒズミが顕在化する周期に入ってきている。
 軍事の急速拡大はただ規模を拡大するだけの実力の伴わない、数量軍隊を誕生させている。
 数量軍隊はもともと中国のお家芸で別名「人海戦術という。
 ただ数で圧倒するだけのスタイルである。
 如何に兵士を動員できるかという古典的戦術に似合ったものである。
 しかし、ネットワーク戦略で動く近代戦には無用な大きさは足手まといになる。
 近代戦では人海戦術は功を期待できない。
 ただ負けを大きくするだけである。
 近代においては大きな軍隊は十分有機的に管理されることによってはじめて力を発揮できる。
 そのような訓練された軍隊を作るには、少なくとも20年30年という実践キャリアがどうしても必要になる。
 でなければ物量カカシ軍隊になってしまう。
 実力軍隊とは大きな乖離がある。
 それゆえに人民解放軍は共産党とならぶ甘い汁を吸える場所化してしまっている。
 大きければ大きいほど甘みも冴えてくる、というわけである。
 しかし、こういうことは中国はハラで分かっていても声には出さない。
 なのにこの先生、しゃべってしまった。
 ヤバイのではないだろうか。


レコードチャイナ 配信日時:2014年2月19日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=83600&type=0

中国学者が自国批判!?
「中国は世界に反している」
=南シナ海で武力の威嚇行為、尖閣主張も説得力なし


●17日、中国の著名な社会学者で、人民大学で教壇に立つている周孝正氏は北京で開かれた会食の際、南シナ海問題や尖閣諸島問題に関して発言した。写真は南シナ海にある中国関連の施設。

 2014年2月17日、中国の著名な社会学者で、人民大学で教壇に立っている周孝正(ジョウ・シャオジョン)氏は北京で開かれた会食の際、南シナ海問題や尖閣諸島問題に関して発言した。
 ユーモアのある語り口で親しまれている同氏とあって発言が収められた動画は注目を集めている。

 周氏は、
 「領土問題に関して世界では、武力や武力による威嚇行為での解決を支持しておらず、必要に応じて国際裁判所での解決を提唱している。
 ところが中国は南海(南シナ海)問題において明らかに武力での威嚇を行っている。
 南海(南シナ海)の九段線について、トウ小平らの時代は棚上げ論で合意していたが、今では領土紛争は存在しないとの姿勢を示している
と指摘した。

 さらに尖閣諸島に関しては、
 「中国はいまさら釣魚島(尖閣諸島)の主権を主張しても説得力がない。
 育児放棄をした親が数十年後に“これは私の子だ”と主張しても賛同が得られないのと同じことだ。
 むしろ育児放棄の罪に問われる可能性もあるのだ
と語った。



【資料】

【世事関心】世紀の激戦 東シナ海をめぐる日中の攻略-全編

アップロード日: 2011/11/18




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