2014年2月2日日曜日

中国の「いじめ外交」、韓国の「告げ口外交」:「日本の歴史教育は失敗した」のか?

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●中国・北京(Beijing)の日本大使館前で中国国旗を掲げ、尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)問題に抗議する人たち(2012年9月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/Mark RALSTON


AFPBB News 2014年02月01日 15:42 発信地:北京/中国
http://www.afpbb.com/articles/-/3007592

怒らせると報復する中国の「いじめ外交」は逆効果?

【2月1日 AFP】
 港の倉庫に放置されて腐った山積み状態のノルウェー産サーモン。
 突然、建設中止になった太平洋の島国パラオのビーチリゾート施設。
 猛烈な台風が直撃したフィリピンへの鈍い反応。
 どれも、中国の「レッドライン(超えてはならない一線)」を越えてしまった国が経済的な打撃を受ける可能性があることを示す例だ。

 世界最大の貿易国で、アフリカにとって最大の貿易相手国でもある中国。
 世界2位の経済大国にふさわしい「責任ある大国」として、
 政治、外交面での地位向上を目指すが、
 中小国に対する戦術が裏目に出る恐れがある
と専門家は指摘する。

 現在服役中の中国の民主活動家、劉暁波(Liu Xiaobo)氏がノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞した2010年以降、中国政府は、ノルウェー政府がノルウェー・ノーベル委員会(Norwegian Nobel Committee)」による選考に関与していないにもかかわらず、ノルウェーへの制裁を試みている。

 中国はノルウェー産サーモンに輸入規制を導入。中国の港の倉庫には腐ったサーモンが山積みにされた。
 13年の中国市場におけるノルウェー産サーモンのシェアはそれまでの92%から29%へと大きく落ち込んだ。

 このほか、「2009ユーロビジョン・ソング・コンテスト(2009 Eurovision Song Contest)」にノルウェー代表として出場して優勝した歌手アレクサンダー・ルイバク(Alexander Rybak)さんの中国ツアーがキャンセルされたり、ビザ(査証)がなくても中国の一部都市に72時間滞在できる制度の対象国にノルウェーが含まれなかったりしたこともあった。

■中国の怒りを買ったフィリピンやパラオ

 中国の怒りを買ったのはノルウェーだけでない。
 南シナ海の領有権問題で中国と対立しているフィリピンは13年11月に記録的な勢力の台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)で甚大な被害を受けたが、中国の当初の支援はわずか10万ドル(約1000万円)だった。

 国際社会からの批判を受けて中国は支援額を180万ドル(約1億8000万円)に引き上げたが、日本の3000万ドル(約31億円)、米国の2000万ドル(約20億円)を大きく下回った。

 スウェーデンの家具大手イケア(IKEA)がチャリティー基金を通じて270万ドル(約2億8000万円)を寄付したことに触れ、「中国、フィリピン支援でイケアにも及ばず」と報じた新聞もあった。

 12年には、同じ領有権問題を背景に、害虫が付着していたとの理由でフィリピン産バナナの輸入を制限。
 中国とフィリピンの港には放置されて腐ったバナナが大量に積み上げられ、フィリピンは推計2300万ドル(約23億円)の損失を被った。

 また2009年にパラオ政府がキューバにあるグアンタナモ(Guantanamo)米海軍基地内の収容施設に拘禁されていた中国がテロリストとみなすウイグル人6人を受け入れる意向を示すと、中国からの投資でパラオ国内に建設中だった海辺のリゾート施設の工事が突然中止された。

■「ダライ・ラマ効果」とは?

 専門家によると、中国の脅しと報復を招く「レッドライン」は特定の問題に限られているという。
 チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)に関連するもの、
 中国の指導者や過去の人権侵害への批判、
 東シナ海と南シナ海での領有権問題、
 中国が自国の一部とみなしている台湾、
 新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)での騒乱
などが挙げられる。

中国が一方的に発動する制裁措置を研究している豪シドニー大学(University of Sydney)のジェームズ・レイリー(James Reilly)教授(北東アジア政治)は、中国はダライ・ラマの訪問など極めて狭い範囲の問題に集中している点でとてもユニークだと指摘する。

 2010年にはドイツの研究者たちが、
 ある国の指導者がダライ・ラマと面会するとその国の対中輸出はその後の2年間に平均で12.5%減少する
ことを発見し、この現象を「ダライ・ラマ効果」と名付けた。

■「ソフトパワー」への視野が狭い中国

 中国の政府系シンクタンク中国国際問題研究所(China Institute of International Studies、CIIS)の曲星(Qu Xing)所長は、中国国民の多くは中国の外交はまだまだ厳しさが足りないと考えていると主張し、中国政府の行動によって中国の国際的なイメージが傷つく恐れはないと話している。

 しかし中国国営紙・環球時報(Global Times)が14か国の1万4400人を対象に行った調査で、国際問題について中国は「好戦的」だと答えた人は回答者の29%に上った。

 米ハーバード大学(Harvard University)のジョセフ・ナイ(Joseph Nye)教授は、
 中国は自国の取る手段が自らの「ソフトパワー」に与える影響についての視野が狭いと言う。
 ナイ教授が提唱した「ソフトパワー」とは、経済力や軍事力ではなく、文化や政治体制の魅力によって他国からの支持や共感を得ることで成果を上げる能力のこと。

 ナイ教授はAFPに対し、
 「中国はソフトパワーを政治的なものというよりも文化的なものと考える傾向がある
と指摘し、中国は目的と行動の間の矛盾に十分な注意を払っていないと指摘した。

(c)AFP/Felicia SONMEZ


 中国は「いじめ外交」、韓国は「告げ口外交」どちらもどちらといったところだろうか。
 それぞれの民族風土からでる社会心理の違いというところだろうか。


レコードチャイナ 配信日時:2014年2月2日 10時56分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82724&type=0

<靖国神社>日本は罪を認めよ!
中韓の国連大使が安保理で安倍首相を猛批判―中国紙


●.1日、人民日報は記事「中国国連大使:安倍の行為は侵略の事実を覆そうとするもの」を掲載した。 国連安保理の会議で、中韓の国連大使が安倍首相の靖国参拝を批判した。写真は国連。

 2014年2月1日、人民日報は記事
 「中国国連大使:安倍の行為は侵略の事実を覆そうとするもの」
を掲載した。

 1月29日、国連安全保障理事会では「戦争の教訓と持続的な平和を求めて」をテーマに公開討論会が開催された。
 中国の劉結一(リウ・ジエイー)国連大使は、戦争の教訓とは歴史を鑑(かがみ)とし平和を愛すること。
 正しく歴史と向き合い、歴史の教訓を真摯に受け止め、戦争の傷を本当の意味で消すことによって、未来の平和を実現することだと語った。

 歴史の真実に目をつむり、歴史を改ざんし、侵略の罪を否定し、侵略戦争の事実を覆そうとする行為は、地域の平和と安定にとっては不安定要素であり、国際社会は警戒しなければならないと呼びかけた。

 この発言は中国代表が国連安全保障理事会において初めて安倍首相の靖国参拝を批判した発言となった。
 安倍首相は国連憲章を厳守し反ファシズム戦争の勝利の成果と戦後国際秩序を受け入れなければならない。
 日本の指導者は侵略の歴史を正しく認識し反省しなければならず、実際の行動によって過ちを正さなければならない。
 劉大使はそう言葉を続けている。

 韓国の呉俊(オ・ジュン)国連大使は東アジア情勢はかつてない緊張状態にあるが、その主要な原因は日本の指導者が軍国主義時代の日本の行動について誤った考えを持っているからだと発言。
 日本の指導者は歴史を歪曲し、戦犯を讃え、侵略の歴史が記された教科書を改ざんし、A級戦犯がまつられた靖国神社に参拝したと指摘。
 これらの行動は戦後国際秩序に対する挑戦であり、世界各国の平和に対する努力を踏みにじる行為だと批判した。
 また従軍慰安婦問題は日本軍国主義が朝鮮半島及びアジアで犯した許されざる罪であり、日本軍国主義が女性の最も基本的な生存権を暴虐に踏みにじったことを意味していると発言した。


 どうも「反日」問題は国際社会での反応がいまいち鈍いので、中国・韓国がシャカリキになってきているといった雰囲気が見える。


レコードチャイナ 配信日時:2014年2月2日 17時7分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82743&type=

ミュンヘン安全保障会議で中国が「日本は歴史教育失敗」―中国


●1日、独ミュンヘンで開催された安全保障会議において、人民代表大会の傅瑩外事委員会主任は、日中関係は現在困難な時期にあるとのべ、原因は日本側の歴史認識にあるとした。

 2014年2月1日、独ミュンヘンで開催された安全保障会議において、人民代表大会の傅瑩(フー・イン)外事委員会主任は、日中関係は現在困難な時期にあると述べ、原因は日本側の歴史認識にあるとした。

 傅主任は、日中間で起こっているさまざまな問題の根底にあるのはやはり日本側の歴史認識だとし、特に日本の指導者が戦争時の罪を認めないことが問題であるとした。
 さらに、戦後生まれの日本の指導者が不適当な歴史認識を持っているとの判断から、
 「日本の歴史教育は失敗」
と述べた。



レコードチャイナ 配信日時:2014年2月3日 18時8分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82774&type=0

全人代幹部「日本は歴史教育で失敗」と発言
=「笑わせるな!」「洗脳教育には成功したな」―中国版ツイッター


●3日、中国人民代表大会の傅瑩外事委員会主任は、ミュンヘン安全保障会議で、「日本の歴史教育は失敗した」と述べた。これについて、中国のネットでは批判するコメントが殺到している。写真は人民大会堂。

 2014年2月3日、中国人民代表大会の傅瑩(フー・イン)外事委員会主任は、ドイツのミュンヘンで先日開催された安全保障会議で、困難な状況にある日中関係の原因は、日本側の歴史認識にあるとした。

 傅主任は、
 「日中間で起こっているさまざまな問題の根底にあるのは日本側の歴史認識だ」
とし、日本の指導者が戦争時の罪を認めないことが大きな問題であるとした。
 さらに、戦後生まれの日本の指導者が、不適切な歴史認識を持っているとの認識から、
 「日本の歴史教育は失敗した」
と述べた。

 このニュースを受け、中国版ツイッターには多数のコメントが寄せられた。
 以下は、その一部。

●.「五十歩百歩」
●.「中国は成功したとでも? 笑わせるな」
●.「教育の問題では、私たちは他国のことは言えない」

●.「失敗したのはわれわれだ」
●.「中国はどうなんだ? まずは自分の国をどうにかしろ」
●.「中国の教育だって良いとは言えない。
 自国のこともきちんと管理できないのに他国のことを言うな、恥知らず」

●.「新中国成立から60年。
 しかし、この60年の歴史は謎だらけ。
 われわれは日本のことを言える資格はない」
●.「“党国”は自国民への歴史教育に間違いはないのか?
 大人になってからやっと歴史書がいいかげんに書かれているということがわかったぞ」

●.「中国の歴史教育は成功を収めた。
 数十年前に起きたことをみんな“忘れて”しまったのだから」
●.「中国の洗脳教育は成功したな」
●.「中国に歴史教育はない。
 あるのは偽りの“党史教育”だけ」



レコードチャイナ 配信日時:2014年2月6日 6時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82913&type=0

日本が歴史教育に失敗?
=「日本の教育を甘く見るな!」「中国は洗脳と偽装」―中国版ツイッター


●5日、中国人民代表大会の傅瑩外事委員会主任が先日、ドイツのミュンヘンで開催された安全保障会議で、「日本の歴史教育は失敗した」と述べたことに、中国のネットユーザーは意外な反応を示している。写真は2005年、日中韓が共同編集した歴史教科書の中国語版。

 2014年2月5日、中国人民代表大会の傅瑩(フー・イン)外事委員会主任が先日、ドイツのミュンヘンで開催された安全保障会議で、「日本の歴史教育は失敗した」と述べたことに、中国のネットユーザーは意外な反応を示している。

 傅主任は
 「日中間の問題の根底にあるのは日本側の歴史認識だ」
と指摘。
 さらに、戦後生まれの日本の指導者が、不適切な歴史認識を持っているとの立場から、
 「日本の歴史教育は失敗した」
と述べた。

 これについて、中国のネット上では意外な意見が多数寄せられている。

●.「笑える」
●.「じゃあ、人権問題で日本と話をする勇気があるのか?」
●.「日本は失敗だと思っていない。自己を慰めるのはやめろ。日本の教育を甘く見るな」

●.「一体どちらの教育が失敗したのだ?」
●.「中国に教育はあるのか?
 あったとしても洗脳と偽装が主な特徴だろう?」
●.「日本は歴史教育を失敗?中国はすべての分野の教育を失敗しているじゃないか!」

●.「日本の教育が失敗したかどうかなんて、傅瑩が言えることではない。
 ただ、少なくとも日本の教育は洗脳ではない
●.「でたらめを言ってないで、自分の国の教育をなんとかしろよ」
●.「では、中国の戦後の教育について評価してください」





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