●「国境なき記者団」発表のマップ
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サーチナニュース 2014-02-19 11:15
http://news.searchina.net/id/1524487
「中国は改善の兆候がない」―国境なき記者団が「報道の自由度」ランキング発表
パリに本部を置く国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF)が「報道の自由度」ランキングを発表したことを受けて、日本が昨年に続いてランクを下げ、53位から59位に転じたことを中国メディアが伝えた。
今月12日に発表されたランキング評価の対象となったのは180の国と地区。
昨年に続き1位はフィンランド、最下位はエリトリア。
日本は昨年、東京電力福島第1原発事故に関する報道に透明性がなかったとされて、前年の22位から53位へ大幅に順位を落としたが、今年も引き続きのランクダウンとなった。
理由として「東京電力福島第1原発事故以降、フリーランスや外国の記者が政府や東電の記者会見に参加できない状況」が頻繁にあることや、「特定秘密保護法の成立の影響で、今後一層このような立場の記者の取材が難しくなるであろう」ことをあげている。
「国境なき記者団」がまとめたレポートによれば、中国のランクは175位。
「改善の兆候を示さず」と厳しく評価された昨年より更にランクを下げた。
「インターネット検閲やジャーナリストの拘束」
に加え、
「台湾、香港、マカオの独立を妨げている」
と指摘事項も増えている。
中国は通称「金盾」と呼ばれる検閲システムによってインターネット上の情報閲覧を制限しているとされており、この点が特に例年大きなマイナス評価となっているようだ。
主なアジアの国と地域のランクは次のとおり。(括弧内は2013年度)
対象は180の国と地区
・台湾 50位(47位)
・韓国 57位(50位)
・日本 59位(53位)
・香港 61位(58位)
・タイ 130位(135位)
・インド 140位(140位)
・バングラディシュ 146位(144位)
・マレーシア 147位(145位)
・フィリピン 149位(147位)
・シンガポール 150位(149位)
・中国 175位(173位)
・北朝鮮 179位(178位)
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レコードチャイナ 配信日時:2014年3月3日 23時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=84245&type=0
ネット検閲さらに強化か=「中央ネット情報グループ」を設立、習近平主席がトップに就任―中国
●1日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは記事「中国共産党中央が中央ネット情報グループを設立=ネット検閲がさらに厳格化か」を掲載した。資料写真。
2014年3月1日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは記事
「中国共産党中央が中央ネット情報グループを設立=ネット検閲がさらに厳格化か」
を掲載した。
中国は習近平(シー・ジンピン)国家主席をトップとする中央ネット情報グループの設立を発表した。
昨秋以来、中国は習主席をトップとした政策決定グループを次々と設立。
権力の一元的集中を強化している。
新たに設立されたネット情報グループもその一環で、ネット情報の安全問題について関連部局の行動、連絡を監督、協調する役割を担う。
この中央ネット情報グループが中国のネット検閲にどのような影響を及ぼすかが懸念されている。
IT企業・捜狐の元副総裁、ネットのオピニオンリーダーとして知られる劉春(リウ・チュン)氏はSNSで
「インターネットの春が来た…私の春が来た」
とつぶやいたが、これは中央ネット情報グループ設立に対する皮肉だとみられている。
劉氏の書き込みには
「春が来たのか、それとも冬が来たのか」
などのコメントが寄せられた。
ネット検閲は今後さらに強化されると考えている人が圧倒的だ。
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