●7日、ワシントンの米国務省で共同記者発表をする岸田外相(左)とケリー国務長官=共同
レコードチャイナ 配信日時:2014年2月9日 14時2分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=83104&type=0
米国が突如として安倍首相に同調、
尖閣諸島も含め、日本を防衛する姿勢を明らかに―英メディア
2014年2月7日、ケリー米国務長官は、ワシントンを訪れている岸田文雄外相と会談し、中国が領有権を主張している尖閣諸島も含めて、米国は日本を防衛するという姿勢を明らかにした。
8日付で英BBCが伝えた。
ケリー国務長官は会談後の記者会見において、
「強固な日米関係はアジア太平洋地域の平和と安定の基礎。
米国は日米安保における日本に対する義務を果たすため、引き続き努力する」
と述べ、これには「東シナ海情勢も含む」とした。
さらにケリー国務長官は、
「米国は中国が設定した防空識別圏を承認も容認もしない」
と明言。
「米国はアジア太平洋地域の情勢を変えるつもりはなく、当地区の繁栄と安定を維持するため、引き続き努力する」
と述べた。
また岸田外相は会談のなかで、4月に予定されているオバマ大統領のアジア歴訪の際には、日本を公式訪問するよう要請。
日韓関係についても、困難な問題はあるものの、日本側は韓国との関係を重視しており、核問題などに対して協力する姿勢が必要だという考えを伝えた。
』
オバマのふらふらオロオロ姿勢には日本も食傷気味になっている。
そこで
日本は「アメリカは信頼するに足りず」として独歩姿勢でいくことにした。
この態度にアメリカはびっくりした。
日本がアメリカに背を向ける
などとは思いもしなかったのだろう。
「オバマの裏切り」によって認めた東シナ海防空識別圏をいまになって日本の主張を受け入れ
「米国は中国が設定した防空識別圏を承認も容認もしない」
ということに変更してしまった。
まあいい加減な?
何をいまさら、という感じである。
時期がちがうだろう。
こういうのを目の前でみるとアメリカは正直いって信頼できる相手にはならない。
単なる友好国に過ぎない、という印象を日本人の心に焼き付けることになる。
すなわち、
「アメリカは信頼するに足りない」
『
朝日新聞デジタル 2014年2月8日00時32分
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWTYEA17005.html
米国務長官、岸田外相との会談で日本の防衛にコミット示す
[ワシントン 7日 ロイター] -ケリー米国務長官は7日、ワシントンを訪れている岸田文雄外相と会談し、日本の防衛、およびアジア太平洋地域の安定に対するコミットメントを確認した。
ケリー国務長官は会談後、
「米国が同盟国である日本と条約の順守にこれまでになくコミットし続けていることを強調した」
とし、
「これには東シナ海の情勢も含まれる」
と述べた。
その上で、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏(ADIZ)について、米国は
「これを承認もしていないし、容認もしていない」
と述べた。
また、
「米国は、アジア太平洋地域の繁栄と安定を維持することに深くコミットしている」
との立場も表明。
同国務長官は来週、アジア歴訪の一環として中国を訪問する。
ケリー国務長官は、安倍晋三首相が前年末に東京の靖国神社を参拝したことについては直接言及しなかった。
岸田外相はケリー国務長官との共同記者会見で、韓国との間に難しい問題が存在しているとの認識を示した上で、同国は日本の重要な近隣国であるため、協力関係の構築に向け粘り強く努力していきたいとの考えを示した。
日米外相はまた、環太平洋連携協定(TPP)の重要性を再確認。オバマ大統領は4月にアジア歴訪を予定しているが、そのころまでには交渉妥結を望むとしている。
岸田外相はオバマ大統領のアジア歴訪に合わせ、日本を公式訪問するよう要請していることも伝えた。
』
『
(2014年2月8日21時13分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140208-OYT1T00715.htm?from=ylist
「靖国」に区切り、強固な同盟再確認…日米外相
【ワシントン=今井隆】日米両国は、岸田外相とケリー国務長官が7日(日本時間8日)、米ワシントンで行った外相会談で、
★.中国が東シナ海に設定した防空識別圏(ADIZ※)を認めないとの認識で一致するなど、強固な日米同盟を再確認した。
★.安倍首相の靖国神社参拝は話題にならなかった。
岸田氏が、日中関係について
「ADIZ設定は極めて問題であり、許容できない」
と述べたのに対し、ケリー氏も
「米国は中国が宣言した防空識別圏を認めないし、受け入れない」
と応じ、引き続き日米両国で連携して対応することで一致した。
さらに、ケリー氏は、
沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海が、対日防衛義務を定めた日米安保条約の適用対象との立場を改めて示した。
昨年末の首相の靖国神社参拝を巡っては、米政府が「失望」を表明したことで、日米間にギクシャクとした空気が流れた。
今回の外相会談では「靖国」に触れないことで一つの区切りをつけた。
オバマ米大統領の4月の来日に向け、アジア太平洋地域で一方的な現状変更を図る中国を念頭に、強固な日米同盟を再確認した形だ。
米国にとって、同盟国である日本と韓国の関係悪化は、懸念材料の一つとなっている。
会談では、ケリー氏が
「これから日韓関係をどう強化していくかについて考えを聞きたい」
と尋ねた。
反日的な動きを拡大させているのは韓国側であることから、岸田氏は
「大局的観点から韓国との関係を構築できるよう努力する。
具体的な協力関係を積み上げ、粘り強く対応していく」
と述べ、冷静に対応していく方針を強調した。
これに対しケリー氏は、
「日韓関係の改善を大変重視している」
と伝えた。
※ADIZ=Air Defense Identification Zone
』
『
(2014年2月8日19時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140208-OYT1T00828.htm
中国、防空圏で「無責任な言論やめよ」米を批判
【北京=牧野田亨】
中国外務省の洪磊(ホンレイ)副報道局長は8日、ケリー米国務長官が岸田外相との会談で、中国による東シナ海の防空識別圏設定は受け入れられないとの認識で一致したことについて、
「設定は主権国家の正当な権利だ。国際法、国際慣例にも合致している」
と反論する談話を発表した。
談話では
「米国は約60年前に防空識別圏を設定した。
どのような資格があって中国の正当な権利行使にとやかく言うのか。
無責任な言論の発表をやめるよう促す」
とも述べ、米国を批判した。
』
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