2014年2月9日日曜日

百田氏の発言要旨:超国家主義者田母神氏、都知事選で大健闘

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●.都内の公園で行われた反中国デモで演説する田母神俊雄氏(2010年10月2日)


●.田母神ガールズ


show-k HEYLAS 田母神Remix
公開日: 2014/02/05
「HEYLAS」/ KEN THE 390 feat. GASHIMA,ISH-ONE,SHIROSE,TOC
Pro. by SHIROSE from WHITE JAM
https://www.youtube.com/watch?v=zElE_...


琉球新報 2014年2月8日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-219133-storytopic-3.html

百田氏の発言要旨

 NHK経営委員の百田尚樹氏が3日に東京・新宿駅前で東京都知事選の応援演説に立ち、自らの歴史認識を語った発言要旨は次の通り。
   ×   ×
 戦後69年、問題が山のように出てきている。
 原因は何か。
 日本が戦争に負け、GHQ(連合国軍総司令部)が徹底した自虐思想を植え付けた。
 これは東京裁判のせい。
 米軍は東京、広島、長崎の悲惨な状況を見て、やりすぎたと思ったのだろう。
 無辜の民を何十万人も虐殺した。
 東京大空襲はこんなに悲惨な戦争犯罪はあるかというほどの残虐行為。
 原爆は完全に人体実験で、米軍は原爆の威力を見たかった。
 大虐殺だ。

 東京裁判はこれをごまかすための裁判だった。
 南京大虐殺は1938年に☆(草カンムリに将の旧字体)介石がやたら宣伝したが、世界の国は無視した。
 なぜか。そんなことはなかったからだ。
 当時、南京には多くの記者たちがいて現実を見ていた。
 ☆(草カンムリに将の旧字体)介石がうそを言っても誰も信じなかった。
 だが、東京裁判で突然、亡霊のごとく南京大虐殺が出てきた。
 米軍が自分の罪を相殺するためだ。

 東京大空襲、原爆投下は
 「米軍は悪くない、おまえたちが悪いことをしたからこうなった」
と。
 そのために持ってきたのが南京大虐殺だった。
 米軍は真珠湾攻撃で宣戦布告せずに戦争したから、日本をめちゃくちゃにしたと言った。
 でも20世紀の戦争で宣戦布告がなされた戦争は、ほとんどない。
 米国はベトナム、湾岸、イラク戦争でも宣戦布告なしにやった。
 日教組など左翼団体が今も自虐的な思想に凝り固まっている。
 確かに日本軍も残虐なことをした。
 でも、アメリカも、ソ連も、中国もした。こういう歴史の黒い面を教えることも大事だが、子どもたちには大きくなってから教えたらいい。

(共同通信)



 (共同通信) 2014/02/05 10:18
http://www.47news.jp/47topics/e/250047.php

百田氏が選挙応援演説 NHK経営委員、持論展開

 田母神俊雄氏の応援演説をするNHK経営委員で小説家の百田尚樹氏=3日午前、東京・新宿
 NHK経営委員で小説家の 百田尚樹 (ひゃくた・なおき) 氏が、東京都知事選の立候補者の応援演説をし「南京大虐殺はなかった」などと持論を展開していたことが4日、分かった。
 菅義偉官房長官は記者会見で
 「百田氏が個人的に行ったものだ。
 政府としてコメントは控える」
と述べた。
 放送法上は問題ないが、公共放送の政治的中立に疑問を抱かせかねない事態で、議論を呼びそうだ。

 百田氏は3日、都内で開かれた元航空幕僚長の 田母神俊雄 (たもがみ・としお) 氏の街頭演説に参加。特定候補への支持の表明について
 「NHKの経営委員がこんなことを言っていいのかと非難を受けたが(短文投稿サイトの)ツイッターで『ええんや、ほっとけ』と言った。
 私は何も怖くない」
と語気を強めた。

 また、米軍による東京大空襲や原爆投下を「大虐殺」とした上で
 「東京裁判はそれをごまかすための裁判だった」
と主張。
 南京大虐殺について
 「1938年に〓(草カンムリに将の旧字体) 介石がやたらと宣伝したが世界の国は無視した。
 なぜか。
 そんなことはなかったからだ」
などと発言した。

 放送法に経営委員の政治活動を禁じる規定はない。
 経営委員会事務局は
 「(百田氏の発言や行動は)個人の活動。委員会で議論したことはない」
としている。

 菅官房長官は「個人的な演説は放送法に違反しない」と説明した。

 一方、民主党の桜井充政調会長は4日の記者会見で
 「ちょっと常識的には考えられない。NHK経営委員会が担う役割を調べ直す」
と述べた。

 また、ある経営委員は
 「それぞれの政治的な主義主張はあっても、経営委員の任期中は控えておくのは暗黙の了解だと思っていた」
とこぼした。

 メディア研究者の 松田浩 (まつだ・ひろし) 氏は
 「経営委員にも政治活動の自由はあるが、一定の自制は必要だ。
 特定候補の応援演説までするのは、NHKの不偏不党性や政治的中立性に疑問を持たせ、視聴者の信頼を損ねる可能性がある」
と話している。



ウォールストリートジャーナル     2014/02/10 9:55 pm
http://realtime.wsj.com/japan/2014/02/10/%E8%B6%85%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E7%9A%84%E6%80%9D%E6%83%B3%E3%81%AE%E7%94%B0%E6%AF%8D%E7%A5%9E%E6%B0%8F%E3%80%81%E9%83%BD%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E9%81%B8%E3%81%A7%E5%A4%A7%E5%81%A5%E9%97%98/?mod=WSJJP_hpp_RIGHTTopStoriesFirst

超国家主義的思想の田母神氏、都知事選で大健闘
By YUKA HAYASHI

 東京都知事選は日本で超国家主義的な政治が台頭する前触れになるのだろうか。

 元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)はそう期待している。
 極めてナショナリスト的な見解で知られる田母神氏は9日投開票の都知事選で驚くほど広い支持を集めた。
 自衛隊の幹部として培った能力で都民の「命と財産を守る」とうたい、16人の候補の中で4番目の得票数を獲得した。

 中国・韓国から大手マスコミ、自由貿易協定などをターゲットに急激に勢いを増す愛国主義者のグループを主導する田母神氏は、約61万1000票を獲得した。
 安倍晋三首相の後押しを受けて当選した舛添要一氏と反原発を訴えて選挙戦を展開した知名度の高い候補者2人に次ぐ得票数だ。
 桝添氏の得票数は210万票で、反原発を訴えた候補2人のそれぞれの得票数は100万票に満たなかった。

 田母神氏は9日夜、結果を受けて記者団に対し
 「組織がないなかで一定の票が入ったことは成果があった」
と述べ、
 「これを機会に保守の政党を誕生させるべく、政治活動を展開していきたい
と語った。

 こわもての田母神氏は2008年、大東亜戦争は侵略戦争ではないとする論文を発表し、航空自衛隊幕僚長を解任された。

 田母神氏に集まった支持の多くは若者からのもののようだ。
 選挙陣営によるソーシャルメディアの広範な活用が奏功したとみられる
 。朝日新聞が行った出口調査によると、20代の24%が田母神氏に投票したと回答しており、この年齢層で36%と最も多くの票を獲得した桝添氏に次ぐ得票率だった。
 30代と40代の田母神氏の得票率はそれぞれ17%と14%だった。

 この出口調査の結果は、一部の政治家や政治学者の見方とも一致している。
 彼らは、領有権や第二次大戦の歴史的解釈をめぐる中韓との争いが長期化し、ますます熱を帯びる中で日本でナショナリスト的感情が高まりつつあるように見えるとし、その背景に若い世代の存在があると指摘している。

 田母神氏は、保守派の議員や有識者、著名人らとの密接な人脈を活用して支援を取りつけ、創造的で機能的な選挙戦を展開した。

 陣営は若い有権者に照準を合わせ、ツイッターを積極的に活用。
 田母神氏の動向を豊富な写真や動画と共に逐一投稿した。
 投稿の多くは「田母神ガールズ」と呼ばれる魅力的な若い女性スタッフの一団によって行われた。
 また、自称「愛国ラッパーshow-k」さんが「HEYLAS 田母神Remix」という曲を作り、その動画が田母神氏のツイッターアカウントで繰り返し投稿された。
 その歌詞の一節は次のようなものだ。

 「危険レッテルばりを軽くKO!!
 いなし堂々主張。
 右右もっと右曲がれ 君気にちょっとなってきたね。
 (左は)汚ねぇ事ばっかだな だから何だ!?
 バッカだな」

 日本の主要報道機関は田母神氏を非主流派の候補者と軽くいなし、同氏の選挙活動にほとんど注意を払わなかった。
 田母神氏は、安倍首相の金看板政策である「アベノミクス」に倣い、「タモガミクス」と称するポピュリスト的経済政策を掲げて選挙を戦った。
 9日の選挙での田母神氏の健闘については、日本の主要紙も10日の朝刊でわずか数行しか触れなかった。

 マサチューセッツ工科大学(MIT)国際研究センターの研究員で日本政治を専門とするマイケル・クーチェック氏は
 「ニュースメディアは彼に挑むことをせず、田母神氏の経歴や同氏の支持者の排外主義的な見方について有権者に注意喚起することを尻込みした」
と述べた。

 日本の保守派の著名政治家も田母神氏の応援に駆けつけた。
 その1人が2年前、日中で領有権争いが生じている東シナ海の尖閣諸島(中国名:釣魚島)購入を試み、二国間を急速に緊張化させた石原慎太郎元都知事だ。
 石原氏は「東京の命を田母神さんに預けたい」と都民に訴えかけた。
 田母神氏の街頭演説にたびたび訪れたもう1人の人物が、神風特攻隊をテーマにした小説「永遠の0(ゼロ)」の作者で最近NHK経営委員に任命された百田尚樹氏だ。
 百田氏は応援演説で米軍による1945年の原爆投下や東京大空襲を「大虐殺」と批判し、米国主導の第二次大戦後の東京裁判をそうした残虐行為をごまかすための手段だったと発言した。

 こうした見解は田母神氏が08年に民間企業主催の懸賞論文で提示したものと類似している。
 自衛隊でのキャリア終わらせることになったこの論文で田母神氏は、日本が第二次大戦で果たした役割について自らの考えを長々と論じ、日本軍の行為を軽く扱い、日本を自ら望まない戦争へと追い込んだのは米国と蒋介石率いる中国政府だと非難した。

 田母神氏は論文で次のように述べている。

 「日本が中国大陸や朝鮮半島を侵略したために、遂に日米戦争に突入し3百万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えることになった、日本は取り返しの付かない過ちを犯したという人がいる。
 しかしこれも今では、日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している」

原文(英語):Ultranationalist Candidate Gets Strong Support in Tokyo Vote
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/02/10/ultranationalist-candidate-gets-strong-support-in-tokyo-vote/?mod=wsj_nview_latest/


 なを、東京都知事選得票結果下記のとおりである。

舛添要一      2112979(当選) 無新
宇都宮健児     982594 無新=共産、社民推薦
細川護熙       956063 無新
田母神俊雄     610865 無新
家入一真       88936 無新
ドクター・中松    64774 無新


【劣化する人心と国土】



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