2014年3月1日土曜日

『国家の品格』:「中国の品格」とは「中国の貧格」なのか?中国共産党機関紙の射撃ゲーム

_

 一時代前に『国家の品格』という数学者の藤原正彦の本が売れた。
 次に『国家の貧格』という言葉が一世を風靡した。
 「貧格」という言葉、市民権を得て日本語になった。
 さて「中国の品格」なのか、それとも「中国の貧格」なのか、どちらなのだろう。


レコードチャイナ 配信日時:2014年2月28日 16時28分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=84161&type=

中国のA級戦犯射撃ゲームに非難殺到 
これが大国の品格か?あおってどうする!―中国版ツイッター


●28日、中国共産党機関紙・人民日報が運営するSNSサービス、人民微博は、日本のA級戦犯をテーマにした射撃ゲームを公開。ネットには、ゲームに対して否定的な意見が多数寄せられた。

 2014年2月28日、中国共産党機関紙・人民日報が運営するSNSサービス人民微博は、先月リリースした汚職官僚をたたくゲームに続き、日本のA級戦犯をテーマにした射撃ゲームを公開。
 ゲームには東條英機や土肥原賢二といったA級戦犯14人の的が用意されており、ユーザーはその中から選べるシステムになっている。
 同ゲームはネットユーザーから注目を集め、関連のコメントが多く寄せられた。
 ネットでは、ゲームに対して否定的な意見が大半を占めていた。
 以下は中国版ツイッターの代表的な書き込み。

●.「悪くはない。中国人の多くは誰がA級戦犯なのかよくわかっていない。その勉強にはなる」
●.「ますます北朝鮮に似てきたな」
●.「汚職にしろ、外交にしろ、中国政府の姿勢はお遊びで、
 真に受けてはいけないと言いたいのか?」

●.「こういうろくでもないことをするから、日本になめられるんだ!」
●.「こんなゲームより、国民のためにもっと意味のある仕事をしてほしい」
●.「反戦教育はこのような憎しみが込められた方法で行うべきではない。
 これでは災難しか呼ばない」
●.「やり過ぎだ。A級戦犯にも子孫がいるんだ。
 これでは新たな憎しみが生まれてしまう」
●.「機関紙としてもっと寛大で賢いやり方はなかったのか?
 こんな手段で国民をあおるなんて」
●.「これが大国としての品格なのか?国民をあおってどうする!



レコードチャイナ 配信日時:2014年2月28日 12時44分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=84156&type=

日本のA級戦犯を狙い撃て!
共産党機関紙の射撃ゲーム、注目集める―中国


●28日、南方都市報によると、中国共産党機関紙・人民日報が運営するSNSサービス、人民微博が日本のA級戦犯をテーマにした射撃ゲームを公開した。日本のA級戦犯が描かれた的を射撃することができ、ネットユーザーから注目を集めている。

 2014年2月28日、南方都市報によると、中国共産党機関紙・人民日報が運営するSNSサービス、人民微博が日本のA級戦犯をテーマにした射撃ゲームを公開した。
 同ゲームでは、日本のA級戦犯が描かれた的を射撃することができ、ネットユーザーから注目を集めている。

 ゲームには東條英機や土肥原賢二といったA級戦犯14人の的が用意されており、ユーザーはその中から選べるシステムになっている。
 さらに、的を選択する画面では、彼らの経歴も簡単に紹介されている。



サーチナニュース 2014-03-01 05:00
http://news.searchina.net/id/1525609

日本のA級戦犯が標的のSTG、ユーザーから批判の声・
・・「赤い党こそ撃つべき!」の声まで=中国版ツイッター



 中国共産党機関紙・人民日報はこのほど、日本のA級戦犯を標的に射撃する
 無料ゲーム「打鬼子(日本鬼子をやっつけろ)」
の配信を開始した

 同ゲームでは東条英機など日本のA級戦犯14名が標的として登場するほか、戦犯それぞれが「どのような罪を犯したか」を中国側の視点で表記している。
  同ゲームは標的に描かれた東條英機や土肥原賢二などといったA級戦犯を狙い、マウスでクリックして射撃するという極めて単純な内容だ。

 人民日報は、ゲーム「打鬼子」を開発した目的として、
 「ゲーム形式で日本の侵略者が犯した罪を暴き、ネットユーザーたちに歴史を心に刻みこんでもらうため」
と説明する一方で、中国の簡易投稿サイトの公式アカウントでは
 「鬼子を参拝する人がいるなら、われわれは鬼子を撃とう!」
とゲーム参加を呼び掛けた。

  中国のネットユーザーからは
●.「これはおもしろいゲームだ」
など称賛のコメントが寄せられたものの、ごく少数であった。
  むしろ、
●.「妄想強国ですね」、
●.「くだらないことこの上ない」、
●.「これでは北朝鮮とやっていることが変わらない」、
●.「子どものような幼稚な行為だ」
など、政権を担当する党の機関紙が不謹慎なゲームを制作したことに対する非難の声が続々と寄せられた。
 さらに過激な批判コメントを寄せるユーザーもおり、
●.「憎しみと圧力をほかに向けさせようということか?
 赤い党こそ撃つべきだ!」、
●.「撃つべき対象は中国の某党ですが
など、直接的な単語は使用していないものの、暗に共産党に対する非難もあった。

 人民日報は以前にも「汚職官僚をやっつけろ!」というゲームを発表、わずか1週間で20万人がプレイするなど大人気となったことがある。
 しかし今回の場合、反日愛国者からは好評を得ていたようだが、多くの冷静なネットユーザーからは不評であることが見て取れた。

(編集担当:畠山栄)(写真は「CNSPHOTO」提供。「打鬼子」のワンシーン)


 何か
 中国は行き詰まってきている
そんな感じを受ける。
 日本を攻め切れない苛立ち、とは言え
 実力行使に出られるほど強くはない事は自覚
している。
 反日の2つ祝日を設けたりして挑発を繰り返すが、日本の反応はいまいち鈍い。
 安倍内閣は高支持率で推移しており、中国の挑発は何らの効果を生んでいない。
 このゲームなどもそのいらだちの一つだろう。
 ウップン充満で思いついたのがこのゲームといったところだろうか。
 そういう心理状態になっているということがあからさまに外に分かるような動きは外交はあまりいいことではない。
 ロシアのように「黙ってぶちかます」ほうが脅かしがいがある。
 中国全体が「チンドン屋国家」のような憂かれ状態になってきている。
 それだけ閉塞感に捕まっているということなのだろう。


レコードチャイナ 配信日時:2014年3月4日 7時46分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=84304&type=0

中国の「日本A級戦犯射撃ゲーム」、民族主義者を喜ばせるだけ―米メディア

 2014年3月3日、新華網によると、中国で日本のA級戦犯を標的にした「射撃ゲーム」がインターネット上に公開された問題で、米国メディアは
 「中国民族主義者を喜ばせるだけで、日中関係の緊張緩和には何の利益にもならない」
と伝えた。

 米紙ニューヨーク・タイムズは2月27日、中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)の常務委員会が同日、9月3日を「抗日戦争勝利記念日」、12月13日を「南京大虐殺犠牲者国家追悼日」とする法案を採択したことを指摘。
 「射撃ゲームが公開された日と同じだった」
と報じた。

 さらに、ゲームの製作者は
 「公開の目的は日本の侵略の歴史と罪を伝え、ネット利用者に歴史を記憶にとどめさせるため」
と説明したことを伝えた。
 また、ゲームのタイトルである「打鬼子」は、中国国内で日本人の蔑称として使われる「日本鬼子」に由来することも報じている。